【6月10日】モーリス・センダックの誕生日に読みたいセンダックセレクション

6月10日は、アメリカの絵本作家、モーリス・センダックの誕生日です。

センダックは、1928年アメリカ ニューヨーク生まれ。

『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞し、その後も国際アンデルセン賞など数々の絵本賞を獲得している、世界的な作家さんです。

センダックのオススメ絵本を6冊ご紹介します。

1.センダックの代表作『かいじゅうたちのいるところ』

  • タイトル:『かいじゅうたちのいるところ』
  • 作:モーリス・センダック
  • 訳:じんぐうてるお
  • 出版社:冨山房

世界中の子どもたちを魅了し続けるロングセラー絵本。

現実から空想へ。そしてふたたび現実世界へ。

今いる空間がぐぅんと広がっていく感覚に、大人も夢中になるのではないでしょうか。

映画化されたのもうなずけます。

さんざん踊りまくって、かいじゅうと楽しく遊んだけれど、お母さんのもとに帰りたくなるマックスが愛おしくてたまりません。


2.アニメーションのような絵本『まよなかのだいどころ』

  • タイトル『まよなかのだいどころ』
  • 作:モーリス・センダック
  • 訳:じんぐうてるお
  • 出版社:冨山房

真夜中に目を覚ましたミッキーが台所へおりていくと、パン焼き職人が働いています。

そしてミッキーはふしぎな世界に入りこみます。

ニューヨークの風景と台所を重ね合わせ、漫画の手法も取り入れた楽しい絵本。

誰かに読んでもらうと、アニメーションを見ているような楽しさがあります。

じんぐうてるおさんの訳も秀悦です。


3.スマートな対応を教えてくれる『そんなときなんていう?』

  • タイトル:『そんなときなんていう?』
  • 作:セシル・ジョスリン
  • 絵:モーリス・センダック
  • 訳:たにかわしゅんたろう
  • 出版社:岩波書店

センダックのユーモラスなイラストを楽しめる

「わかき しんし しゅくじょの ための れいぎさほうの ほん」です。

買物をしに町へ出てワニとぶつかったら?

知らない紳士に赤ちゃんゾウを紹介されたら?

自家用飛行機でよその家の屋根に大きな穴をあけてしまったら?

そんなときに、なんと言葉をかければ良いかを教えてくれます。

とにかくスマートで洒落ています。

けんじゅうをつきつけられてすごまれたときのことばが最高。

大人も夢中になってしまう絵本です。


4.バレエが見たくなる『おいしそうなバレエ』

  • タイトル:『おいしそうなバレエ』
  • 作:ジェイムズ・マーシャル
  • 絵:モーリス・センダック
  • 訳:さくまゆみこ
  • 出版社:徳間書店

ブタとオオカミというのは絵本にもよくある組み合わせですが、題材がバレエというのが新鮮でユーモラスです。

痩せて腹をすかせたオオカミが知らない街角に迷い込みます。

するとおいしそうな匂いがしてきました。

これはブタの匂い!それは近くの劇場からしてきます。

チケットをうまく手に入れたオオカミはバレエを見ることに。

ブタを丸呑みにしてやろうと機会をうかがっていたオオカミでしたが、演じられているバレエにどんどんはまっていきます。

「どうしても夜の部も見たい。でもブタも食べたい」と葛藤するオオカミの姿がなんともかわいらしい。

オオカミの住むアパートの大家さんもなんだか気になる存在です。

子どもだけでなく、大人も絶対に楽しめ、かつバレエが見たくなこと必至です。


5.ナチスの強制収容所で子どもたちが上演したオペラ『ブルンディバール』

  • タイトル:『ブルンディバール』
  • 絵:モーリス・センダック
  • 訳:さくまゆみこ
  • 再話:トニー・クシュナー
  • 出版社:徳間書店

第二次大戦中、ナチスの強制収容所で子どもたちが上演したオペラ『ブルンディバール』を、巨匠センダックが絵本化した、心に残る感動的な物語。

「悪」に対する子どもたちの勝利を描き、希望を与えます。

センダック絵本の集大成と言える一冊。

物語の背景が理解できなくとも、楽しいお芝居の絵本としても楽しめます。

センダックの躍動感のある挿絵で、テンポよく読むことができます。


6.親子愛あふれるシリーズ『こぐまのくまくん』

  • タイトル:『こぐまのくまくん』
  • 作:E.H.ミナリック
  • 絵:モーリス・センダック
  • 訳:松岡亨子
  • 出版社:福音館書店

可愛らしいこぐまのくまくんのお話が4編。

どれも、お母さんとの親子愛に溢れています。

静かですが温かいセンダックの絵が本当に素敵で、見ているだけで癒されます。

「はじめてよむどうわ」として、シリーズとなっています。

自分で本が読めるようになった子が一人読みする幼年童話という枠で紹介されがちですが、内容的にはもう少し小さい子向けかも。

絵本と同じ感覚で、大人が読んであげると良いと思います。


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