【5月25日】アフリカ・デーに読みたいアフリカの絵本10選

5月25日はアフリカ・デーです。

1963年5月25日に、アフリカ連合(AU)の前身であるアフリカ統一機構(OAU)が誕生したことに因んで、国連が定めました。

AUとは、政治的・経済的協力関係の強化や、紛争の平和的解決などを目的とする、世界最大級の地域機関です。

「持続可能な開発目標」(SDGs)の達成についても、アフリカは多くの鍵を握っていると言われています。

アフリカの絵本を読んで、アフリカに思いを馳せる日にしましょう。

個性的なアフリカのおはなしの中から、おすすめの絵本を10冊ご紹介します。

1.リズムが聞こえる『アフリカの音』

  • タイトル:『アフリカの音』
  • 作:沢田としき
  • 出版社:講談社

広大な大地と青い空、照りつける太陽。

そしてそこに生きる色鮮やかな衣装を着た人たち。

そんな力強い画面から、本当に太鼓の音や賑やかな声が聞こえてきます。

グン ゴト パ グン ゴト パというリズムにあわせて、輪になって賑やかに踊る人々を見ていると、気分が上がります。

アフリカのエネルギーがいっぱい感じられて、本当に訪れたような気になれる絵本です。


2.お話会でも人気『ハンダのびっくりプレゼント』

  • タイトル:『ハンダのびっくりプレゼント』
  • 作:アイリーン・ブラウン
  • 訳:福本友美子
  • 出版社:光村教育図書

ヴィヴィットカラーの魅力的な絵に引き付けられて、すぐに異国の未知なる世界へ。

そこには青い空があり、かわいい女の子や元気な動物たちがいて、瑞々しいくだものがあって。

言葉が少ない代わりに、絵が多くのことを語ってくれます。

ストーリーもまた楽しい。

ハンダのカゴの中のくだものがどんどんなくなって、どうなってしまうのだろう?とドキドキして読み進めると、最後にうれしい「びっくりプレゼント」が。

ハッピーエンドで幸せな気分になります。


3.アフリカのあかずきんちゃん『かわいいサルマ』

  • タイトル:『かわいいサルマ』
  • 作:ニキ・ダリー
  • 訳:さくまゆみこ
  • 出版社:光村教育図書

大好きなおばあちゃんに頼まれて、サルマはおつかいに出かけます。

まっすぐいって、まっすぐ帰るんだよと言われたけれど…

アフリカ版あかずきんちゃんのおはなし。

頭に巻いた青いスカーフ、しましまのンタマ(巻きスカートのようなもの)、白いキレイなビーズのくびかざりに、黄色いサンダル。

サルマのスタイルがとってもおしゃれです。

ページはサンダルのパッタンパタン、たいこのドドドンドドドンなど、楽しい音に満ちています。

「サールマ、サルマ、かわいいサルマ」という歌も、ノリノリで歌うと楽しい。

アフリカの人々の楽しい暮らしがユーモラスに描かれていて、とてもハッピーな気分になれる絵本です。


4.ケニアのことばがいっぱい『ぼくのだいすきなケニアの村』

  • タイトル:『ぼくのだいすきなケニアの村』
  • 作:ケリー・クネイン
  • 絵:アナ・フアン
  • 訳:小島希里
  • 出版社:BL出版

少年の目でケニアの村の一日を鮮やかに描いたおはなし。

ケニアのおおらかな雰囲気が画面いっぱいに広がって、どのページも気持ちよく読めます。

「ホジ?(だれかいる?)」「カリブ!(おはいり!)」は、ケニアの挨拶。

ケニアのことばがたくさん登場するのも楽しいです。

5.エチオピアのむかしばなし『むらの英雄』

  • タイトル:『むらの英雄』
  • 作:渡辺茂男
  • 絵:西村繁男
  • 出版社:瑞雲舎

楽しいエチオピアのむかしばなしです。

12人の男たちが、自分を数え忘れたために「11人しかいない」といって、いなくなったひとりのことをあれこれ想像して英雄に仕立てるというストーリー。

ストーリーテリングで語っても楽しそうな昔話ですが、西村繁男さんの大らかでユニークな絵もおはなしにピッタリで楽しいです。

おはなし会などの読み聞かせでも盛り上がります。


6.色鮮やかな写真絵本『おとうとは青がすき』

  • タイトル:『おとうとは青がすき』
  • 作:イフェオマ・オニェフル 
  • 訳:さくまゆみこ
  • 写真:イフェオマ・オニェフル
  • 出版社:偕成社

アフリカの生活と文化がよくわかる写真絵本です。

ナイジェリアに住む姉弟。

弟のチディはいつも「だいすきな色は青」というので、他の色を知らないの絵は?と思った姉ンネカは、身近なものを使って色を教えてあげます。

写真の色の鮮やかさが眩しい。

ンネカの髪型、洋服や装飾もおしゃれでした。

同じ作者の写真絵本は、他に『AはアフリカのA』と『たのしいおまつり ナイジェリアのクリスマス』があります。


7.タンザニアのおはなし『なかよしの水』

  • タイトル:『なかよしの水』
  • 作:ジョン・キラカ
  • 訳:さくまゆみこ
  • 出版社:西村書店

日照りで水がなくなり、のどがからからになった森の動物たちは、水をさがしにでかけます。

ようやく川を見つけますが、川の水をもらうには、ワニにいけにえを差し出さなくてはなりません。

みんなはどうしたらいいか、話し合います。

タンザニアで生まれ育った作者ジョン・キラカは、むらの人たちから様々なお話を聞い書きとめ、それをもとに絵本を作っているそうです。

イラストの手法は、「ティンガティンガ・アート」と呼ばれる、1960年代末、タンザニアで発祥した絵画スタイル。 

どれもコミカルで、かつダイナミックなイラストです。

 同じ作者の作品には、『ごちそうの木』や『いちばんのなかよし』などがあります。


8.ケニアのむかしばなし『くいしんぼうシマウマ』

  • タイトル:『くいしんぼうシマウマ』
  • 作:ムウェニエ・ハディシ
  • 絵:アドリエンヌ・ケナウェイ
  • 訳:草山万兎
  • 出版社:西村書店

しまうまは、どうしてシマシマ模様になったかが語られる、ケニアの昔話です。

色を持たないどうぶつたちが、洞穴で毛皮や布を見つけ、それぞれ個性的に着飾った。

くいしんぼうのしまうまは、美味しい草に夢中で出遅れて…というお話です。

デフォルメされたどうぶつたちのイラストが、とてもおしゃれです。


9.骨太絵本『ヤクーバとライオン(1)勇気』

  • タイトル:『ヤクーバとライオン(1)勇気』
  • 作:ティエリー・デデュー
  • 訳:柳田邦男
  • 出版社:講談社

アフリカの村で1人前として認められる為に、少年ヤクーバは狩りに出かけます。

そこで、出会ったのは、瀕死のライオン。

狩ってアフリカの村で1人前として認めてもらうか、ライオンの命を救って、勇気のない男として仲間外れとなるか。

真の勇気とは何なのかを問うお話です。

高学年での読み聞かせにもおすすめの1冊です。

続編に『ヤクーバとライオン(2)信頼』があります。


10.番外編・児童書『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』

  • タイトル:『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』
  • 作:岩佐めぐみ
  • 絵:高畠純
  • 出版社:偕成社

最後は、ちょっと番外編。

ユーモラスなイラストで楽しめる児童書です。

アフリカにすむキリンはたいくつでした。

気持ちの通じる友人がいなかったから。

そこで、キリンは手紙を書くことにしました。

受け取ったのは地平線の向こうのペンギン。

ここからキリンとペンギンとの、手紙のやりとりが始まります。

このお話、ひとりぼっちの人、たいくつな人、忙しい人に是非読んでもらいたいとキリンが言っています。

この後、お話は、2作目、3作目、4作目と、リレーのように手紙の書き手がつながっていきます。

それぞれに登場した動物のその後の様子もわかって、シリーズを続けて読むとさらに楽しいです。

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