図書館司書が選ぶ!今週(5月2日〜5月8日)のおすすめ絵本

数ある絵本の中から、その日にぴったりな1冊をご紹介。

365日の1日1日は、何かの記念日でもあります。

その日にちなんだ絵本を読むのは、なんとも楽しいもの。

5月2日から5月8日の「今日の1冊」をまとめてご紹介します。

毎日の絵本選びの参考にしていただけたらうれしいです。

5月2日 えんぴつ記念日

5月2日はえんぴつ 記念日。

日本初の工場生産によるエンピツの製造販売の開始に因んで制定された記念日です。

1886年5月2日、眞崎仁六が東京・新宿(新宿区内藤町)に眞崎エンピツ製造所工場を創立しました。

これがのちの三菱鉛筆だそうです。

  • タイトル:メキメキえんぴつ
  • 作:大海赫
  • 出版社:復刊ドットコム

「めきめき成績がよくなる」と担任の先生から売りつけられた、とっても長い「メキメキえんぴつ」。

しかし、メキメキえんぴつは注文の多いえんぴつで、「あれしろ。これしろ」といっぱい命令をしてきます。

成績はメキメキ上がったけれど…

表題の作品他、「大きくなったらなにになる?」や「あなたのえらさはなんボッチ?」など、変で不思議で怖ーいお話5つからなる短編児童書です。

変わったお話が好きな子におすすめです。


5月3日 憲法記念日

5月3日は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」国民の祝日です。

日本国憲法は1946年11月3日に公布され、半年の準備期間を経て1947年5月3日から施行されました。

  • タイトル:10歳から読める・わかる いちばんやさしい日本国憲法
  • 監修:南野森
  • 編集:開発社
  • 出版社:東京書店

題名の通り、小学生が理解できるように説明された、日本国憲法読本です。

見開きの右側に原文が表記され、左ページにその解説文が載っています。

「法律はすべての国民に向けたルールですが、憲法は公務員に向けたルールです」

憲法は法律を作ったり扱ったりする立場にある人の、勝手な行動を制限するためにこそある。

憲法とは国民の自由を守るルールということです。

イラストもたっぷり入って、読みやすい。

大人もこっそり学び直せます。


5月4日 みどりの日

ゴールデンウィークを構成する祝日の1つ。

「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを目的として制定されました。

以前は4月29日に定められていましたが、2007年に5月4日に移動しました。

  • タイトル:木のすきなケイトさん
  • 文:H.ジョゼフ・ホプキンズ
  • 絵:ジル・マケルマリー
  • 訳:池本佐恵子
  • 出版社:BL出版

副題は「砂漠を緑の町にかえた ある女のひとのおはなし」。

実在する人物をモデルにした物語です。

森で遊ぶのが大好きな女の子、ケイト。

科学の勉強なんかしなくてもいいと言われて育ったケイトが、大学に進み、女性科学者としての人生を歩みます。

家を離れて教師として働いたサンディエゴのまちには、ほとんど木がありませんでした。その街を緑のまちに変えていきます。

今では、サンディエゴは緑いっぱいの美しい街だそうです。

「すき」が大きな力となることを目の当たりにして、勇気をもらえるお話です。


5月5日 端午の節句

5月5日はこどもの日。端午の節句です。

兜や五月人形を飾り、鯉のぼりをあげ、チマキや柏餅を食べてお祝いします。

  • タイトル:くわずにょうぼう
  • 再話:稲田和子
  • 絵:赤羽末吉
  • 出版社:福音館書店

欲ばりな男が、飯を食わない女房が欲しいと願っていると、飯を食べないという美しい女が現れます。

男は喜んでいたけれど、その女の正体はおにばばで、あたまのてっぺんについた大きな口でおにぎりを食べて腹いっぱいにしていたのです。

赤羽末吉さんの迫力ある日本画に惹き付けられます。

「しっとり しっとり おもたいわい」というフレーズが、不気味に耳に残ります。

実はこのお話を読むと、端午の節句と菖蒲の関係がわかります。

この季節にぜひ読んでほしい昔話です。


5月6日 ゴムの日

5月6日は「ゴ(5)ム(6)」の語呂合わせで「ゴムの日」です。

ゴム製品のPRを目的に制定されました。

  • タイトル:わゴムはどのくらいのびるのかしら?
  • 文:マイク・サーラー
  • 絵:ジェリー・ジョイナー
  • 訳:きしだえりこ
  • 出版社:ほるぷ出版

比較的小さいサイズなのに、おはなしは果てしなく広がって宇宙にまで到達してしまうスケールの大きい絵本です。

わゴムがどのくらいのびるか試したくなった男の子が、わゴムの端をベッドの枠に引っ掛けて、部屋から外へ引っ張っていきます。

自転車に乗ってドンドン進み、海も越え、砂漠も越えて、とうとう月にまで到達してしまうのです。

大人もドキドキしながら読めるストーリーです。


5月7日 博士の日

5月7日は「博士の日」。

1888年、日本で初めて25人の学者に博士号が授与されたことに因んだ記念日です。

  • タイトル:なんじゃもんじゃはかせのおべんとう
  • 作:長新太
  • 出版社:福音館書店

「なんじゃもんじゃ博士」は、ゾウアザラシと旅に出て、不思議な研究をしています。

「母の友」に連載されていた人気マンガ童話で、2冊の本になっています。

こちらは、その絵本バージョン。

なんじゃもんじゃ博士とゾウアザラシがお弁当を食べようとすると、おかしなものたちに次々追いかけられます。

木のおばけ、巨大エビ、ジャガイモのおばけなどなど

博士はおべんとうのおかずで応戦します。

長新太さんのセンスが光る作品です。

もちろんマンガ版も面白いですよ。


5月8日 ゴーヤーの日

5月8日は、「ゴーヤーの日」。

「ゴー(5)ヤー(8)」と読む語呂合せと、5月からゴーヤーの出荷が増えることにちなんで、JAおきなわと沖縄県が制定しました。

初めて食べた時は苦くて苦くてとても食べれるものとは思えなかったゴーヤですが、今は大好きになりました。 

庭でも育てたことがあります。 

丈夫で育てやすいのがいいですよね。

  • タイトル:ニガウリ(ゴーヤー)の絵本
  • 作:ふじえだくにみつ
  • 絵:つちはしとしこ
  • 出版社:農山漁村文化協会(農文協)

ゴーヤのことを詳しく知ることができる科学絵本です。 

「ニガウリ」「ゴーヤーとも呼ばれますが、正式名称は「ツルレイシ」。

東インドから熱帯アジアにかけた地域が故郷なんだそうです。

ゴーヤーのことをもっと知って、育てて、食べて。

ゴーヤーをたっぷり楽しみたくなる1冊です。

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